ローリー・マキロイ（北アイルランド）が、受賞ラッシュのオフを迎えることになりそうだ。

　現在世界ランクNo.1で、史上2人目の欧米両ツアー同時賞金王を獲得したばかりのマキロイは、PGAオブ・アメリカのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞）も獲得した。選手の投票で選ばれるPGAツアーの年間最優秀選手賞と違い、こちらはポイント制のため、全米プロゴルフ選手権を含め今季4勝しているマキロイが栄冠に輝くのは当然ともいえる。また、実力の証明とも言える平均ストローク数でも68.87でNo.1となり、それを讃えるバードン・トロフィも手にして笑いが止まらない。

　いずれもマキロイにとっては初の受賞で、残るPGAツアーの年間最優秀選手賞がどうなるかに注目が集まる。だが、12月に発表されるこちらの最有力候補ももちろんマキロイ。シーズン3勝を挙げて復活の兆しを見せているタイガー・ウッズ（米）を抑えて、23歳の若者が安定したシーズンを過ごしたことが改めてわかる結果となった。