マスターズチャンピオンのトレバー・イメルマン（南ア）、2度全米オープンチャンピオンに輝いたレティーフ・グーセン（南ア）らの賞金シード落ちが確定した。

　米男子ツアー今季最終戦、チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・ホスピタルズ・クラシックは、フロリダ州のマグノリアGC（＝MG）とパームGC（＝PG）の2コースを舞台に現地時間9日、第2ラウンドの競技を終え、通算1アンダー70位タイまでの78人が決勝ラウンド進出を決めた。そんな中、前週の時点で賞金ランキング126位のボーダーライン（シード権獲得には上位125位以内に入らなければならない）につけていたイメルマンは通算3オーバー109位タイで予選落ち。同ランクで125位圏外が決定した。

　125位で今大会を迎えたベテランのビリー・メイフェア（米）も、通算イーブンパー79位タイで予選落ちに終わりトップ125入りは難しい状況。さらに今週出場していないレティーフ・グーセン（南ア）、Y・E・ヤン（韓）も賞金シード圏外が決まっている。

　また全英オープンチャンピオンのスチュワート・シンク（米）も苦戦。通算6アンダー21位タイで決勝ラウンドにコマを進めたが、この順位では賞金ランク145位にとどまりシード圏外。優勝戦線に浮上しなければトップ125入りは難しい状況だ。

　メジャーチャンピオンには長期シードが与えられるため、賞金シードが獲れなくても試合出場のチャンスはあるが、プロたるもの上位125位を外すのは屈辱的事態。ビッグネームたちも年々厳しい戦いを強いられているのが現状だ。