今田竜二が大逆転での来季出場権獲得に向けてまずまずのスタートを切った。

　米男子ツアー今季最終戦、チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・ホスピタルズ・クラシック第1ラウンドは現地時間8日、フロリダ州のマグノリアGC（＝MG）とパームGC（＝PG）の2コースを舞台に開幕。8アンダー64でプレーしたチャーリー・ウィー（韓／PG）が単独首位に立ち、トミー・ゲイニー（米／PG）、カミロ・ビジェガス（コロンビア／PG）が1打差でこれを追走している。

　来季出場権のかかった賞金ランキング125位以内を目指す最後のチャンス。そんな中、今田はパームGCでプレーして5バーディを奪取。14番パー5で悔しいダブルボギーを叩いたが、ショット、パットともに好調で3アンダー69で回って23位タイと週末に望みをつないだ。

　2008年のAT＆Tクラシックで優勝した今田だが、今季は27試合に出場して予選落ちが16回、トップ10入りはトゥルー・サウスクラシックの1度だけと苦しい戦いを強いられてきた。獲得賞金はわずか20万7,393ドル（約1,650万円）で、現在の賞金ランキングは183位。是が非でも優勝を手にして土壇場で来季の出場権を獲得したいところだ。

　また、賞金ランキング125位以内を巡るサバイバルレースで、現在150位と苦しい位置にいるビジェガスが2位タイでスタートしたことで“バブル”と呼ばれるボーダーライン上の選手たちは戦々恐々としている。まずは決勝進出のかかる第2ラウンドのプレッシャーを乗り越え、週末に笑うために、必死の戦いを続けるしかないのだが…。