藤田寛之が来季のマスターズ出場へ向けて大きく前進した。

　先週の世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズ今季最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズ最終日に3日連続となる『67』をマークし11位タイに入った藤田。これが効いて米国時間5日発表の最新世界ランキングで58位から52位へとランクアップ。今年最後の同ランクで50位以内なら手にできるオーガスタ行きの切符が見える位置に来た。

　逆転でWGCシリーズ最終戦を制したイアン・ポルター（英）が26位から15位にジャンプアップ。同大会2位タイの4人もジェイソン・ダフナー（米）が10位から7位、フィル・ミケルソン（米）が19位から13位、アーニー・エルス（南ア）が24位から20位、スコット・ピアシー（米）が44位から41位へとそれぞれ順位を上げている。

　1位ローリー・マキロイ（北アイルランド）、2位タイガー・ウッズ（米）、3位ルーク・ドナルド（英）の上位陣に変動はない。

　藤田以外の主な日本勢は谷口徹が79位から77位、池田勇太が93位から88位にランクアップ。石川遼も91位から89位に順位を上げたが、この中では最も下位まで転落している。