世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズの今季最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズが現地時間11月1日、中国のミッション・ヒルズGC オラサバルCで開幕する。世界ランクNo.3のルーク・ドナルド（英）を筆頭に、フィル・ミケルソン（米）、リー・ウェストウッド（英）、アーニー・エルス（南ア）、マーティン・カイマー（独）ら実力者が揃って中国に集結し、技を競い合う。

　中でも注目はベテランのミケルソン。今季は2月のAT＆Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマの1勝だけと不振に陥っているが、9月に行われた欧米決戦ライダーカップで復調へのヒントを得たことを告白している。同カップで米国チームはまさかの大逆転負けを喫したものの、“ドライビングマシーン”と呼ばれるほど正確なティーショットで知られるキーガン・ブラッドリー（米）を見てその技を習得したと語り、「キーガンがしていたように、ターゲットのなる場所を見て打つようにしたんだ。そうしたら凄く良くなった。このことは自分のキャリアにおいて素晴らしい転機となるだろう」と自信のコメントを残した。

　決して安定したショットの持ち主と言うわけではなかったミケルソンが、どんなプレーを見せてくれるのか？　このビッグイベントで、強力なライバルたちを前に結果を出したいところだ。

　日本勢は、藤田寛之、久保谷健一、池田勇太、高山忠洋、武藤俊憲、小林正則の6人の参戦が決まっている。