欧米日各ツアーの優勝者が米国時間15日発表の最新世界ランキングで躍進している。

　欧州ツアーのポルトガル・マスターズでプロ初優勝を飾り、同ツアー史上2人目となるアマチュアとプロの両方での優勝を手にしたシェーン・ロウリー（アイルランド）が、128位から74位にジャンプアップ。米男子ツアーのフォールシリーズ第2戦、フライズ・ドットコム・オープンでツアー初Vを達成したルーキーのジョナス・ブリクスト（スウェーデン）も115位から75位へと大きく順位を上げた。さらに難コンディションの中での激戦となった国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権競技で逆転優勝した久保谷健一も256位から142位に浮上している。

　各大会で上位に入った面々にも、もちろんランクアップが目立つ選手たちがいる。ポルトガル・マスターズ単独2位のロス・フィッシャー（英）が140位から96位となり、単独3位に入ったマイケル・キャンベル（ニュージーランド）は607位から一気に361位にまで順位を上げて、2005年全米オープン王者の意地を見せた。日本オープン単独2位のジュビック・パグンサン（フィリピン）は157位から104位へとランクアップしている。

　1位ローリー・マキロイ（北アイルランド）、2位タイガー・ウッズ（米）、3位ルーク・ドナルド（英）ら上位陣に変動はない。

　他の主な日本勢は、藤田寛之が68位から66位へジワリと上昇。石川遼は86位のままだが、日本オープン10位タイの池田勇太が91位から89位となり、同大会単独3位の平塚哲二が221位から175位へと躍進。さらに同大会で地元沖縄での初優勝を狙い4位タイに入った宮里優作も、350位から273位へとジャンプアップしている。