ルーキーJ.ブリクスト混戦制し待望のツアー初V! 今田64位タイ
2012年10月15日(月)午前10:05
首位が目まぐるしく変わる混戦を制し、ルーキーのジョナス・ブリクスト(スウェーデン)が逆転で待望のツアー初勝利を飾った。
来季のシード権獲得のため賞金ランキング125位以内を争う米男子ツアーのフォールシリーズ第2戦、フライズ・ドットコム・オープン(カリフォルニア州、コードベールGC)は現地時間14日、最終ラウンドの競技を終了。絶好のコンディションにビッグスコアが続出する中、前週も優勝争いを演じ単独3位に入っているブリクストが5バーディ、2ボギーの3アンダー68をマーク。通算16アンダーまでスコアを伸ばし、同じくツアールーキーのジェイソン・コクラック(米)と7年ぶりの勝利を目指したティム・ペトロビック(米)を1打差で下し初の栄冠に輝いた。
前日トップのジョン・マリンガー(米)がスコアを伸ばせずズルズルとリーダーボードを後退する中、40位タイからスタートしたジミー・ウォーカー(米)がコースレコードタイの9アンダー62と爆発して一気に首位を奪う展開。その後ペトロビックが7アンダー64の猛攻で通算15アンダーまでスコアを伸ばし後続を待った。そこへ中盤スコアを伸ばせず我慢のゴルフが続いていたブリクストが上がり4ホールで2つバーディを奪って頭ひとつ抜け出し、ルーキーとしては今季3人目の優勝を飾った。
2位タイに食い込んだペトロビックはこれで賞金ランクも200位から132位にジャンプアップ。残り2戦での賞金シード入り(トップ125以内)が見えてきた。また同じく2位タイのコクラックもシード圏内の同ランク117位に浮上した。
コースレコードをマークしたウォーカーが通算14アンダーで4位タイ。4年ぶりの優勝を目指したビジェイ・シン(フィジー)も最終日にスコアを伸ばしきれず、ウォーカー、マリンガーらと並び4位タイに終わった。
最終日に5アンダー66を叩き出したアーニー・エルス(南ア)が通算10アンダーで16位タイに入ったが、ライダーカップで一躍知名度をあげたニコラス・コルサーツ(ベルギー)はスコアを2つ落とし、通算7アンダー35位タイにとどまった。
一方、前日『77』の大叩きでブービーに沈んだ今田竜二はこの日、意地の3アンダー68をマーク。通算1オーバーの64位タイで4日間の競技を終了。2試合を残して賞金ランクは184位と依然厳しい状況が続いている。