2日間ノーボギーの完璧なゴルフでジョン・マリンガー（米）が混戦を抜け出した。

　来季の出場権がかかる賞金ランキング125位以内を争う米男子ツアーのフォールシリーズ第2戦、フライズ・ドットコム・オープン（カリフォルニア州、コードベールGC）は現地時間12日、第2ラウンドの競技を終了。初日5位タイにつけたマリンガーが1イーグル、7バーディの9アンダー62と爆発し、通算14アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに躍り出た。

　4打差の2位タイにビリー・ホースヘル（米）、ジョナサン・ヴェガス（ベネズエラ）がつけ、通算9アンダー4位タイに初日のトーナメントリーダー、ニック・オハーン（豪）、先のライダーカップで欧州チームの勝利に貢献したニコラス・コルサーツ（ベルギー）、スコット・ダンラップ（米）が続いている。

　注目のビッグネームはビジェイ・シン（フィジー）、デービス・ラブIII（米）が通算6アンダー15位タイ、アーニー・エルス（南ア）が通算3アンダー44位タイ。ボーダーラインの賞金ランク124位のデビッド・マティス（米）、同125位のジェフ・マガート（米）、同126位のロッド・パンプリング（豪）が仲良く通算4アンダー30位タイで予選を突破している。

　一方、現在賞金ランク183位と来季のシード権獲得の瀬戸際に立たされている今田竜二は、2日連続となる1アンダー70をマークして通算2アンダー。初日からは順位を落としたものの、52位タイで決勝ラウンド進出を果たした。今田が予選を突破したのは8月のウィンダム選手権以来。持ち前のパッティングに冴えが戻り、残り2日でのチャージが期待できそうだ。