ライダーカップ 米国チーム10-6で大量リード、カップ奪還に王手
2012年9月30日(日)午前11:07
ホームで2大会ぶりのカップ奪還を狙う米国チームが2日目を終え10-6とリードを広げ勝利に一歩前進した。
2年に1度、アメリカとヨーロッパが名誉をかけて激突するライダーカップは米イリノイ州のメダイナCCを舞台に現地時間29日、2日目の競技を終了。この日行われたフォーサム(1つのボールを2人が交互にプレーする)4マッチとフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)4マッチ=計8マッチ中5マッチでアメリカが獲って10ポイントを奪い、最終日のシングルスで4.5ポイント(勝ち:1ポイント、引き分け:0.5ポイント、負け:0ポイント)を獲れば米国チームのカップ奪還が現実のものとなる。
午前中のフォーサムでアメリカに流れを呼び込んだのは初日同様フィル・ミケルソン&キーガン・ブラッドリーの黄金ペア。世界ランク3位のルーク・ドナルド&同ランク4位のリー・ウェストウッド(ともに英)の強力ペア相手に、出だしからいきなり連続バーディで襲いかかると、1度もアップを許さず12番までに7アップの快進撃。抜群のチーム力で6ホールを残して7アンド6で圧勝を飾った。
これで波に乗った米国チームは午前中を3勝1敗で3ポイントを加算し8-4。午後のフォーボールでも優位な展開に持ち込んだ。まずはブッバ・ワトソン&ウェブ・シンプソンのメジャーチャンピオン組がジャスティン・ローズ(英)&フランセスコ・モリナリ(伊)ペアを5アンド4で下すと、ダスティン・ジョンソン&マット・クーチャー組もニコラス・コルサーツ(ベルギー)&ポール・ローリー(スコットランド)組で1アップで一蹴。米国チームが10ポイントまで伸ばし残すは2組だけ。
しかしここから欧州チームが反撃を開始。劣勢に立たされていたローリー・マキロイ(北アイルランド)&イアン・ポルター(英)組がポルターの上がり5ホール連続バーディでザック・ジョンソン&ジェイソン・ダフナー組を逆転し1アップで値千金の1ポイントを獲得。ドナルド&セルヒオ・ガルシア(スペイン)組もタイガー・ウッズ&スティーブ・ストリッカー組を僅差(1アップ)で下し2ポイントを連取。10-6で2日目の競技を終了した。
シングルスを得意とする米国チームが勝ちを収めるのに必要なのはわずか4.5ポイント。だがゴルフは最後まで何があるかわからない。果たしてアメリカの圧勝か? はたまたヨーロッパの逆転はあるのか…? 最後まで手に汗握る接戦を期待したい。
ライダーカップ放送予定
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