首位タイ浮上のB.スネデカー、年間王者候補に名乗り
2012年9月23日(日)午前10:09
ブラント・スネデカー(米)が一躍フェデックスカップ年間王者獲りに名乗りをあげた。
現地時間22日に行われた米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権第3ラウンド(ジョージア州、イースト・レイクGC)。フェデックスカップポイントランクトップ30の選手だけが出場を許される大会直前、同ランク5位につけていたスネデカーがノーボギーの6アンダー64をマーク。通算8アンダーまでスコアを伸ばし、ジャスティン・ローズ(英)と首位を並走する展開となった。
「おそらく今シーズンベストといえるラウンドだった」という本人の言葉通り、この日スネデカーがパーオンを逃したのはわずか1ホールだけ。パットも3日間連続で「30」を切る抜群の安定感で6バーディを量産した。
プレーオフシリーズでは初戦のザ・バークレイズで単独2位、ドイツ銀行選手権で単独6位に入りポイントランキングを大きく上げ最終戦に挑んでいる。今週は「3日目を終えて優勝を争える位置にいること」が目標だったと言う。
そのスネデカーは「データによると、ツアーの優勝者の9割以上が最終日最終組かその1つ前の組から出ているそうなので、その2組のどちらかに入れれば良いと思っていた。それが叶ったということは明日(優勝の)チャンスがあるということ。きっと楽しい最終日になるだろう」と年間王者への意気込みを見せている。
後続には世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド/通算5アンダー/4位タイ)や同ランク2位のタイガー・ウッズ(米/通算4アンダー/7位タイ)ら強豪が控えている上、ゴルフは最後まで何が起きるかわからない。とはいえ、小気味良いリズムでプレーするスネデカーがマイペースを貫けば、特別ボーナス1,000万ドル(約8億円)も夢ではなさそうだ。