交通事故で不慮の死をとげた親友のためライアン・パーマー（米）がビッグイベントでの勝利を誓っている。

　米男子ツアーのフラッグシップ大会、ザ・プレーヤーズ選手権は現地時間10日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日4位タイからスタートしたパーマーは出入りの激しい内容ながら2つのパー5（9番＆11番）でイーグルを奪って3アンダー69をマーク。通算8アンダーとし首位のセルヒオ・ガルシア（スペイン）に3打差の6位タイと、ツアー通算3勝目を狙えるポジションをキープした。

　パーマーの元に訃報が届いたのは大会が始まってから。テキサス州アマリロ出身のパーマーが幼少時代をともに過ごし、テキサスA＆M大学へも一緒に進学した親友のクレイ・アダーホルトさんが交通事故で命を落としたと知った。

「彼の冥福を祈りながらプレーを続けることが自分の使命だと考えた」とパーマー。今大会との相性は悪く、過去に予選を通ったのは2007年だけで結果は75位タイだった。だが今回2度目の予選突破は週末に優勝を狙える位置。「週末が楽しみ」というパーマーのムービングデーに注目だ。