トップ100が激突するプレーオフ第2戦
2012年8月31日(金)午前10:07
激しいサバイバルレースが続いている。
フェデックスカップポイントランク100位までの選手だけが出場を許された米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権(マサチューセッツ州、TPCボストン)は金曜日(現地時間31日)が初日という変則日程で開催される。
同シリーズ第3戦、BMW選手権(9月6?9日/インディアナ州、クルックド・スティックGC)に進めるのは大会終了後の同ポイントランク70位まで。そのためボーダーライン上の選手たちは必死の戦いを余儀なくされている。
現在同ランク88位のジェイソン・デイ(豪)はドイツ銀行選手権で上位に入らなければプレーオフシリーズがここで終わってしまう。目下ツアー9位のティーショット飛距離307.0ヤードは、飛ばし屋有利といわれるプレーオフシリーズにおいて大きなアドバンテージ。先週のザ・バークレイズでも24位タイとまずまずの結果を残しており、昨年のドイツ銀行選手権でも3位タイに入っている。これを生かして第3戦へと駒を進めるためにもしっかりと結果を残したいところだ。
また、昨季マスターズ王者のチャール・シュワーツェル(南ア/同ランク71位)や、ザ・バークレイズでデイらと並ぶ24位タイに入り今大会出場権を勝ち取ったロベルト・カストロ(米/同ランク80位)、チャーリー・ホフマン(米/同ランク86位)ら、誰もがなりふりかまわず戦いを繰り広げるため、上位選手もうかうかしてはいられない。
一方、ボーナス1,000万ドル(約7億9,000万円)がかかるフェデックスカップ年間王者への戦いも白熱している。現在同ランク1位はニック・ワトニー(米)だが、2位のブラント・スネデカー(米)、3位のタイガー・ウッズ(米)の2人ももちろんタイトルを狙っている。
タイガーは2007年、2009年の年間王者で今季は久々のチャンス。メジャータイトルこそ獲得できなかったが、実力者が集うここでシーズン4勝目を挙げてプレーオフシリーズ最終戦のザ・ツアー選手権(9月20?23日/ジョージア州、イースト・レイクGC)まで勝ち星を重ねて、一気に復活をアピールしようと燃えており、得意の雄叫びが聞こえるかもしれない。
尚、日本勢は出場しない。