“サボテンウェッジ”を手にしたV.ドゥブイソンに注目!
2014年3月6日(木)午後0:16
“アリゾナの魔術師”ビクトル・ドゥブイソン(仏)に、タイトリスト社から粋なごほうびが贈られた。
2週間前のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で決勝に進出し、ジェイソン・デイ(豪)と激戦を展開したドゥブイソンは、エクストラホールに入ってから恐るべき技を披露した。舞台となったザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテンは、アリゾナ州らしく周囲の砂漠エリアにはサボテンがたくさん生えており、選手たちを苦しめていた。ドゥブイソンはエクストラホールで2度その下に打ち込むピンチに見舞われたが、そこから鮮やかなリカバリーショットを見せて、世界中をうならせたのだ。
結局、23ホール目でデイに敗れて準優勝に終わったが、その甲斐あって米男子ツアーのテンポラリー・メンバー(一時会員)の資格を獲得。今週の世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第2戦、WGC-キャデラック選手権(現地時間6?9日/フロリダ州ブルーモンスター at トランプナショナルドラル)にも出場し、松山英樹、ルーク・ドナルド(英)と第1ラウンドと第2ラウンドを回ることになっている。
そのブルーモンスターでドゥブイソンが手にしたのが“カクタス(サボテン)ウェッジ”だ。クラブのバックフェース部分に鮮やかな緑色でサボテンのマークがスタンプされたクラブを手に笑顔を見せたドゥブイソンだが、実力はすでに誰もが知るところ。松山、元世界ランクNo.1のドナルドとともにプレーする今週からさっそく目が離せない存在になりそうだ。