J.J.ヘンリー6年ぶりVなるか? 最終日も混戦必至
2012年8月5日(日)午前11:13
米男子ツアーで唯一、スコアをポイントに換算して競うステーブルフォード方式の大会で、2006年以来6年ぶりの2勝目を狙うJ.J.ヘンリー(米)がトップに躍り出た。
WGC-ブリヂストン招待(オハイオ州、ファイアーストーンCC)の裏で開催されている同ツアーのリノ・タホ・オープンは、ネバダ州のモントリューG&CCを舞台に現地時間4日、第3ラウンドの競技を終了。この日14番パー4でイーグルを奪うなど14ポイント(1イーグル、5バーディ、1ボギー)を稼いだヘンリーが通算36ポイントまで伸ばしトーナメントをリードした。
3ポイント差の単独2位に前日のトーナメントリーダー、アレシャンドレ・ローシャ(ブラジル)、通算32ポイントの単独3位にジョン・マリンガー(米)が続き、初日トップのアンドレス・ロメロ(アルゼンチン)が通算31ポイントの単独4位につけている。
アルバトロスが8点、イーグルが5点、バーディが2点、パーは0点、ボギーならマイナス1点、ダブルボギーより悪ければマイナス3点となるステーブルフォード方式で競われる今大会。「鍵はいかに距離感を合わせるか」と言うヘンリーは、正確なショットでチャンスを量産し前日の2位タイから単独首位に浮上。攻めなければポイントにならないこのフォーマットは「選手にとってもファンにとってもエキサイティング」と語り「明日の最終日もこれまでと同様、フェアウェイをキープしてグリーンに乗せチャンスにパットを決めて行きたい」と6年ぶりの優勝に意欲を見せた。
しかし、通常のストロークプレー以上にリーダーボードが目まぐるしく変化するステーブルフォード方式では最後まで何が起きるかわからない。通算28ポイントで5位タイにつけるジョン・デイリー(米)や、通算23ポイントで14位タイのパドレイ・ハリントン(アイルランド)も最終日の内容次第で復活をアピールするチャンスがありそうだ。
尚、日本勢唯一出場の今田竜二はわずか1ポイントに泣き決勝ラウンド進出を逃している。