米男子ツアー唯一のステーブルフォード方式（ポイント制）の大会で、予想通りのバーディ合戦が繰り広げられている。

　WGC-ブリヂストン招待（オハイオ州、ファイアーストーンCC）と同週開催で、同ツアーのリノ・タホ・オープン第1ラウンド（現地時間2日／ネバダ州、モントリューG＆CC）は、7バーディ、ノーボギーで14ポイントを獲得したアンドレス・ロメロ（アルゼンチン）が単独首位に立ち、7バーディ、1ボギーで13ポイントのノ・スンヨル（韓）がピタリと追走。11ポイントの3位タイで好調のジョシュ・ティーター（米）、リッキー・バーンズ（米）、ジョン・マリンガー（米）の3人が続く展開となっている。

　アルバトロスが8点、イーグルが5点、バーディが2点、パーは0点、ボギーならマイナス1点、ダブルボギーより悪ければマイナス3点を獲得する特殊な方式の今大会。いつものストロークプレーとは異なり、攻めなければ上位に食い込めず、ギャラリーにとっては楽しく見られる大会だ。

　メジャー2勝の飛ばし屋ジョン・デイリー（米）は、やはり飛ばしには定評があるJ.B.ホームズ（米）と同じ組でラウンド。ギャラリーの注目を集める中で攻めまくり、6つのバーディを奪う一方でボギーも2つ叩き、10ポイントで6位タイにつけている。ホームズは3バーディ、5ボギーで1ポイントの84位タイで初日の競技を終えた。

　プレーオフシリーズ出場をかけて、残り2試合でフェデックスカップポイントランク125位以内を目指す現在同ランク188位の今田竜二は、バーディが3つしか奪えず4ポイントで56位タイと出遅れている。