同級生コンビが中国で大暴れしている。

　世界28か国の精鋭が、中国（深セン、ミッションヒルズGC）に集結するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップが現地時間22日に開幕。ベストボール方式で行われたチーム戦第1ラウンド、11アンダー61をマークしたブー・ウィークリー＆ヒース・スローカムの同級生コンビ擁する米国チームが単独トップに立った。

　1打差の2位にディフェンディング・チャンピオンの独チーム（アレックス・チェイカ＆マーティン・カイマー）が続き、2打差の3位タイに前週、国内ツアーのダンロップフェニックスで優勝したイアン・ポルターとジャスティン・ローズがコンビを組む英チーム、レティーフ・グーセン＆トレバー・イメルマンの南アチームほか、スコットランド、ウェールズ、フィンランド、タイの各代表がつけている。

　世界ランク上位者の辞退が相次ぎ、プライベートでのシカ狩りの最中に「ワールドカップに出ないか？」との打診があったという米チームのウィークリー。さっそく高校の同級生スローカムをパートナーに指名し今大会に挑んでいるが、この日は12番パー4、6番アイアンで放った第2打を直接カップインさせイーグルを奪うなど絶好調。パートナーのスローカムも3番パー5をイーグルとし、息の合ったプレーで61の好スコアを叩き出した。

　一方、この日中国のギャラリーの視線を一身に集めたのが、ポルター＆ローズのイングランドコンビ。国旗をイメージした赤と白のウェアに身を包み、ゴルフ界のファッションリーダーっぷりを遺憾なく発揮。華麗なプレーでファンを魅了した。

　昨年に続き平塚哲二、谷原秀人のペアを送り込んだチーム・ジャパンは、スコアが出やすいベストボール方式で5アンダー67止まり。28チーム中23位タイと出遅れた。第2ラウンドは1つのボールを交互に打つ、スコアの出難いオルタネート方式。日本チームは難しいフォーマットで巻き返しを図る。