全英オープンと同週開催の米男子ツアー、トゥルー・サウスクラシック（ミシシッピ州、アナンデールGC）は現地時間19日、第1ラウンドの競技を行ったが、悪天候のためサスペンデッドとなった。8アンダー64でホールアウトしたジェイソン・ボーン（米）が暫定単独首位に立つ中、今田竜二が2打差の暫定3位タイにつける絶好のスタートを切っている。

　今季の今田は20試合に出場し、予選落ちが13回と思うような結果を残せていない。しかし、ここ3試合では予選通過が2回、2週前のザ・グリーンブライヤー・クラシックでは今季最高の38位タイに食い込むなど調子上向きの中で今大会に突入した。この日はフェアウェイキープ率79％、パーオン率78％とショットが安定し、グリーン上でも26パットと好調。今季初のトップ10入り、さらには2008年AT＆Tクラシック以来4年ぶりとなるツアー2勝目を狙える位置で初日の競技を終えた。

　その他の上位陣では、首位に1打差の暫定単独2位にルーク・ガスリー（米）、今田と同じ6アンダー66の暫定3位タイにスティーブ・ローリー（米）、ジェイソン・ゴア（米）、J.J.キリーン（米）、ウィリー・ウッド（米）がつけた。また、全米オープン2勝のリー・ジャンセン（米）は6ホールを終えて2アンダー暫定37位タイと踏ん張っているが、マスターズで優勝経験のあるマイク・ウィアー（カナダ）は7ホール終了時点で2オーバー暫定116位タイと出遅れている。