全英オープン メジャー初優勝に意欲を燃やすL.ウェストウッド
2012年7月18日(水)午前10:02
リー・ウェストウッド(英)が、悲願のメジャー優勝を自国のナショナルオープンで成し遂げようと静かに燃えている。
これまで57回メジャーの舞台で戦っており、2位2回、3位が2回、4位が4回。トップ20となると14回もあり、これはメジャータイトルを持たない選手としては、1925年から38年の間にハリー・コッパー(英)が記録したものに並ぶ。ウェストウッドは、それほど優勝に限りなく近い存在なのだ。
そんなウェストウッドが自信をもって臨むのは、現地時間19日開幕の今季メジャー第3戦、第141回全英オープン(英国、ロイヤルリザム&セントアンズGC)だ。
「僕は毎週のようにチャンスのあるところで戦っている。だから、今週(の全英オープン)は何か違いがあるという理由も見つからないよ」と、大会2日前の公式会見で胸を張ったウェストウッド。「以前に比べるとリラックスできるようになったし、自分に余計なプレッシャーをかけなくなった。かみ合わせよく自分のゴルフができれば、優勝するのに十分であることはわかっているからやってみるよ」と笑った。
レギュラーキャディのけがにより、前哨戦となった先週の欧州ツアー、アバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープンは欠場。代わりにホームタウンのコースで最終調整に務めた。バッグを自分で担ぎ、バンカーも自分でならす。世界ランキングNo.3の男が初心に返ってプレーし、気持ちを新たに自然体で初のメジャータイトルに挑む。
そのカギを握るのはショートゲームだ。「世界ランクNo.1になるには、ショートゲームがよくないとダメ。(現在のNo.1)ルーク・ドナルドの強さは80ヤード以内。自分の武器はティーショットからグリーンまで」と、自らの長所と短所もしっかり把握しており、しっかりと地に足をつけている。