ローリー・マキロイ（北アイルランド）が、連覇のかかる米男子ツアー今季メジャー第2戦、全米オープン（現地時間14?17日／カリフォルニア州、オリンピックC)を前に、立て直しを迫られている。

　マキロイはルーク・ドナルド（英）と世界ランクNo.1争いを繰り広げているが、欧米両ツアーでプレーしたここ3試合連続で予選落ち。メジャー前哨戦の米ツアー、フェデックス・セントジュード・クラシック（現地時間7?10日／テネシー州、TPCサウスウインド）では、予選ラウンドで、メジャー3勝のパドレイ・ハリントン（アイルランド）、一昨年の全米オープン覇者、グラエム・マクドウェル（北アイルランド）とプレーする。ここで何としても安定したプレーを取り戻したい。

　一方、先週のザ・メモリアル・トーナメントで9位タイに入り、自信を深めている石川遼も参戦。これまでは飛距離にこだわり過ぎる部分があったが、米ツアーでのドライビングディスタンスは122位。これだけを武器にすることは難しいと悟った石川は、「相手以上のショットの精度で勝負したい」と、正確性を意識して今大会に挑むようだ。全米オープンの出場も決まっており、大一番を見据えての戦いにもなる。

　また、今田竜二も参戦。こちらは全米オープン最終予選落選のショックを今大会で振り払おうと集中して臨む。