谷原秀人が好調なパットを武器に年明け早々優勝を狙えるポジションを確保した。

　米男子ツアーの2014年フルフィールド初戦ソニー・オープン・イン・ハワイは現地時間10日、ハワイ州ワイアラエCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日5位タイからスタートした谷原が3連続を含む6バーディを量産（1ボギー）し、5アンダー65をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップに立ったブライアン・スチュアード（米）に1打差の単独2位に浮上した。

　昨年の国内ツアーで平均パットランキング1位に輝いた谷原がハワイでも絶好調。パットの好調度を示すストロークス・ゲインド・パッティング部門で今大会1位にランクインするなど持ち味を十二分に活かしたプレーが際立った。昨年も日本勢で唯一今大会の予選を突破しておりワイアラエCCとの相性も悪くない。「行き当たりばったり」と謙遜する谷原だがグリーン上の冴えを見る限り米ツアー初Vも夢ではなさそうだ。

　その他上位陣は、谷原と同じ2位タイにマーク・リーシュマン（豪）がつけ、通算8アンダー単独4位にハリス・イングリッシュ（米）が続いている。大会人気ナンバー1のアダム・スコット（豪）がこの日4つスコアを伸ばし通算7アンダー5位タイに浮上したが、初日トップ発進のベ・サンムン（韓）はスコアを伸ばせず、スコットと同じ5位タイに後退。2週連続優勝を目指すザック・ジョンソン（米）は通算5アンダー17位タイにとどまっている。

　谷原以外の日本勢は今田竜二が通算4アンダー25位タイ。武藤俊憲が通算1アンダー66位タイで予選突破を果たしたが、池田勇太は通算イーブンパー80位タイでカットラインに1打足りず無念の予選落ち。川村昌弘も池田と同じ通算イーブンパー80位タイで決勝ラウンド進出を逃している。

　この日3つスコアを落とした宮里優作は通算2オーバー104位タイ、石川遼は1イーグル、3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでイーブンパー70止まり。通算3オーバー118位タイで予選落ちに終わっている。

≪ソニーオープン イン ハワイ放送予定≫
http://www.golfnetwork.co.jp/original/sonyopen2014/