ライダーカップの舞台での戦いは26歳のイエッペ・ハルダール（デンマーク）の欧州ツアー初優勝で幕を下ろした。

　来年の欧米決戦、ライダーカップが開催されるザ・セルティック・マナー・リゾート（ウェールズ）が舞台となった同ツアーのザ・セルティック・マナー・ウェールズ・オープン。現地時間7日にサスペンデッドとなった第3ラウンドの続きと最終ラウンドを行った。ハルダールはイグナシオ・ギャリド（スペイン）、ニック・ドハティ（英）と同じ通算5アンダー首位タイで最終ラウンドをスタート。16ホールでパーオンするショットの安定感を武器に4バーディ、ノーボギーで堂々とラウンドした。

　4アンダー67で回り、通算9アンダー。この日5アンダー66の好スコアをマークした2位のニコラス・ファース（スウェーデン）に1打差、単独3位のギャリドに2打差をつけてツアー初勝利を飾った。「びっくりした。正直何と言っていいか分からない。今週勝てるなんて夢にも思っていなかった」と感極まったハルダール。プレッシャーなどなかったようなゴルフを披露したが、それでも「上がり3ホールはほとんど感覚がなかった。18番でキャディに尋ねるまで、どれほど良いプレーができているか分からなかった」と苦しい戦いだったことを打ち明けた。

　尚、ライダーカップの欧米主将は、コリン・モンゴメリー（スコットランド）が通算3オーバー37位タイ、コリー・ペイビン（米）が通算4オーバー43位タイ。いずれも平凡な成績に終わったが、コースチェックだけは怠らなかった。