14歳のグアン・ティンラン（中）が必死の戦いを続けている。

　史上最年少でマスターズに出場して予選を突破。ローアマも獲得してから2週後の米男子ツアー、チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ（ルイジアナ州、TPCルイジアナ）に出場したグアンは、現地時間25日に行われた第1ラウンドで3バーディ、3ボギーのイーブンパー72と大健闘を見せた。ただ、世界No.1のツアーは甘くない。首位とは8打差の85位タイで、予選を突破するには2日目の巻き返しが必要な位置になってしまった。

　それでも17番パー3では、ティーショットでピンそば30センチにつけるスーパーショットを放つなど、実力の片鱗を見せつけた。2週間後には全米オープン（6月13?16日／ペンシルベニア州、メリオンGC）の予選会に挑戦する予定で、次のメジャーで活躍することを夢見つつプレーする少年の姿に世界中が注目している。

　単独首位は1イーグル、7バーディ、1ボギーの8アンダー64でプレーしたリッキー・バーンズ（米）。1打差の2位タイで全米オープン王者ルーカス・グローバー（米）とブー・ウィークリー（米）が追走している。さらに1打差の4位タイにD.A.ポインツ（米）、モーガン・ホフマン（米）の2人。5アンダー67の6位タイにメジャー4勝のアーニー・エルス（南ア）、リッキー・ファウラー（米）らもつけており、首位に3打差以内に15人がひしめく混戦模様となっている。

　尚、日本勢は出場していない。