S.ガルシア地元Vに意欲 平塚2連敗で姿消す
2012年5月19日(土)午前8:16
地元に錦を飾りたいセルヒオ・ガルシア(スペイン)が順当にグループリーグを勝ち上がった。
欧州ツアーのボルボ世界マッチプレー選手権がスペイン、フィンカ・コルテシンを舞台に現地時間18日、2日目の競技を終了。今大会は出場24名が3名ずつ8つのグループに分かれて2日間、総当りのマッチプレーで競う特殊なフォーマットを採用しており、各グループの上位2名、計16名が3日目のマッチに進出する。
初日アルバロ・キロス(スペイン)との同郷対決を制し幸先のいい1勝を挙げていたガルシアは、この日の午後平塚哲二と対戦。前半平塚に2アップを許したが8、9番の連続バーディでオールスクエアに戻すと、あとは完全にガルシアペース。結局2ホールを残し4アップ(4アンド2)の大差で勝利を決めグループ1位でベスト16入りを果たした。
一方、ガルシアに敗れた平塚はキロスとの対決でも飛ばし屋相手にいいところなく、相手の5アンド4で2連敗。グループリーグ最下位で敗退が決まり3日目以降に進むことは出来なかった。
2連勝のガルシアは「自分が絶好調だったわけじゃなく、内容的にはそこそこ。相手が本調子じゃなくて助かった。マッチプレーは得意なので3日目以降は実力で勝ち上がりたい」と地元Vに意欲を見せた。
ディフェンディング・チャンピオンのイアン・ポルター(英)が21歳の新鋭トム・ルイス(英)との対決を制し、やはりグループリーグ1位で3日目にコマを進め連覇に手応えを感じさせた他、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ジャスティン・ローズ(英)、ブラント・スネデカー(米)、レティーフ・グーセン(南ア)、ポール・ローリー(スコットランド)らが順当に勝ち上がったが、世界ランク9位のマーティン・カイマー(独)、マスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)、全英オープン覇者のダレン・クラーク(北アイルランド)らがグループリーグで姿を消している。