大会史上最年少の14歳でゴルフの“祭典”マスターズに出場したグアン・ティンラン（中）が、現地時間25日に開幕する米男子ツアーのチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ（ルイジアナ州、TPCルイジアナ）に参戦する。

　昨年のアジアアマチュア選手権で松山英樹の3連覇を阻んで優勝し、オーガスタ行きを決めたグアン。練習日にはベン・クレンショー（米）やタイガー・ウッズ（米）と練習ラウンドをこなし、見事予選を通過しローアマも獲得して世界中の注目を集めた。

　そんなグアンの登場で、いつもは静かな大会が異常な盛り上がりを見せている。「いつプロになるのか」という質問はグアンに常に浴びせられているが、父親は「アマチュアは楽しいから、急いでプロになることはない」と言い切っており、今すぐ、ということはなさそう。だが、ゴルフ界の将来を担うグアンがどんな戦いを見せてくれるのか、世界中のゴルフファンが熱い視線を送っている。

　その他、アーニー・エルス（南ア）らメジャー王者たちも数多く参戦。ブッバ・ワトソン（米）、レティーフ・グーセン（南ア）、デビッド・トムズ（米）、マイク・ウィアー（米）、キーガン・ブラッドリー（米）、ルーカス・グローバー（米）らが14歳の若者を待ち構える。

　なお、今大会に日本勢は出場しない。