国内女子ツアーのフンドーキンレディースは12日、福岡県の福岡カンツリー倶楽部 和白コースを舞台に第2ラウンドの競技を行い、3アンダー69をマークした朴仁妃（韓）が前日単独首位のフォン・シャンシャン（中）と並びトップに浮上した。2打差の単独3位にこの日3つスコアを伸ばした原江里菜がつけ、さらに1打差の4位タイには前週優勝のアン・ソンジュ、イ・ボミの韓国勢2人が続いている。

　フォンに3打差の単独2位から2日目に挑んだ朴は、3番からの4連続を含む5つのバーディ（2ボギー）を奪って3アンダー69の好スコアを記録。一方のフォンは2つスコアを落として折り返す苦しい展開も、後半に2つのバーディを取り返してなんとかイーブンパーでホールアウトした。ツアー通算3勝の朴と、2勝のフォンが通算5アンダーで並んで運命の最終日を迎える。

　前日イーブンパー72のスコアで7位タイにつけた横峯は、今季初Vを目指して2日目のチャージが期待されたが、前半を3バーディ、3ボギーのイーブンパーで終える。後半に入り11番でバーディを先行させるも、上がり4ホールで2つのボギーを叩いて1オーバー73。通算1オーバー（9位タイ）にスコアを落としたが、首位2人からは6打差と逆転Vのチャンスがないわけではない。昨年6月のリゾートトラストレディス以来のツアー通算19勝目を狙う横峯の“サンデーチャージ”に期待したい。

　また、前日の25位タイから上位進出を狙った有村は6番でバーディを奪い1アンダーで折り返すと、後半14番でこの日2つ目のバーディ奪取。しかし勝負どころの16番、17番で連続ボギーを喫し、結局イーブンパー72のラウンドにとどまった。それでも上位陣がスコアメイクに苦しだこともあり、前日の25位タイから13位タイ（通算2オーバー）に順位を上げてファイナルラウンドに臨む。

　その他上位陣は、首位に4打差の通算1アンダー6位タイに井上希ら2人、通算イーブンパー単独8位に西陣レディスクラシック覇者の若林舞衣子が続く展開。一方、諸見里しのぶ、斉藤愛璃がともに通算8オーバー57位タイでカットラインに1打届かず予選落ち。その他、表純子、飯島茜も決勝ラウンド進出を逃した。

　なお、アマチュアの森田遥（香川・高松中央高1年）が通算2オーバー13位タイで決勝ラウンドに進んだ。