マサチューセッツ州出身のジェームス・ドリスコル（米）がボストンマラソンを狙った爆弾テロの影響を受けた人たちのために、1バーディにつき1,000ドル（約10万円）を積み立てることを誓っている。

　現地時間15日のボストンマラソン会場を襲ったテロは8歳の少年を含む3人を死に追いやり、170人以上の負傷者を出す大惨事となった。現在フロリダ州のジュピターに自宅があるドリスコルだが、生まれ育ったボストンにもアパートを維持しており、そこが爆発現場からわずか2ブロックの場所だった。ドリスコル自身は米男子ツアーのRBCヘリテイジに出場するためエアポートに向かっている最中にテロのニュースを電話で受けたという。だがその直前まで爆発現場近くのレストランで行われていたパーティーに出席していた。幸い友人たちに犠牲者はいなかっものの、これに心を痛めたドリスコールは“Birdies for Boston”と名づけたチャリティーを計画した。

　対象となるのは前週のRBCヘリテイジと今週のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズ（現地25?28日／ルイジアナ州、TPCルイジアナ）。

　RBCヘリテイジでは残念ながらMDF（made cut didn’t finish＝予選通過者が多すぎるため、賞金とポイントは獲得するが最終日はプレーできないルール）に引っかかってしまったが、3日間で9つのバーディを獲得。9,000ドル（約90万円）を積み上げた。現地25日開幕のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズでは故郷の仲間たちのためにも、ひとつでも多くバーディを奪って上位に食い込むことを誓っている。