国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップが、3日に茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県）で開幕する。2週前の米女子ツアー、LPGAロッテ選手権で今季初優勝を飾った宮里藍が、日米をまたにかけての2試合連続優勝に挑む。

　今大会はメジャーというほかに、自身のスポンサーを務める久光製薬が特別協賛と言う事情もあって、ホステスプロとしての顔を持つ。LPGAロッテ選手権を制した後、故郷である沖縄で過ごしてから現地入りした宮里は「（国内）メジャーのタイトルは重い、どうしても勝ちたい」とはっきりと口にした。大会3日前の月曜日からコース入りし、しっかり練習ラウンドをこなした宮里が日米連続Vに照準を合わせた。

　一方、ディフェンディング・チャンピオンのアン・ソンジュ（韓）はシーズン初優勝をかけて大会に臨む。アンは2年連続賞金女王の実力者だが、今季は開幕戦でまさかの予選落ちを喫した後、2戦目のヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップでは後輩のイ・ボミ（韓）にプレーオフ負け。その後もトップ10入りは2回あるものの、未だに優勝できずにフラストレーションがたまっている。昨季大会、通算10アンダーで2位に3打差の圧勝を飾ったアンが、再び勢いを取り戻そうと意気込んでいる。

　その他、元祖“天才少女”ミッシェル・ウィー（米）、2010年大会覇者モーガン・プレセル（米）、申ジエ（韓）ら海外のビッグネームたちに加え、有村智恵、横峯さくら、不動裕理、諸見里しのぶ、斉藤愛璃ら国内ツアーで活躍する実力者が揃って参戦。また、宮里同様に米女子ツアーを主戦場とする上田桃子、宮里美香らも出場し、大会を盛り上げる。