国内女子ツアー、サイバーエージェント レディスゴルフトーナメントは28日、千葉県の鶴舞カントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位タイからスタートした有村智恵が2日連続の68で回って通算8アンダーまでスコアを伸ばし、この日6アンダー66をマークしたイ・ジウ（韓）と共にリーダーボード最上段で最終日を迎えることになった。前日4位タイの横峯さくらは通算4アンダー7位タイに後退している。

　前日7つのバーディを奪って首位タイ発進を切った有村はこの日も好調を維持。5番、7番、9番でバーディを重ねて3アンダーで折り返すと、後半は2バーディ、1ボギーで回って4アンダー68でホールアウトした。左手首の故障からの復活Vに向け、絶好のポジションを確保している。

　この日4位タイからスタートした横峯はバーディスタートを切るも、その後はスコアカード通りのゴルフで我慢の展開が続く。後半も2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことが出来ず1アンダー71でホールアウト。通算4アンダーでディフェンディング・チャンピオンの不動裕理、2年連続賞金女王のアン・ソンジュ（韓）、諸見里しのぶら実力者と並び7位タイにつけた。

　その他上位陣は、首位に2打差の3位タイに申ジエ（韓）、朴仁妃（韓）の2人、さらに1打差の5位タイに鬼澤信子、櫻井有希が続いている。通算3アンダー13位タイにはニッキー・キャンベル（豪）、佐伯三貴、飯島茜、茂木宏美ら、前日首位タイの全美貞（韓）は通算2アンダー18位タイで決勝ラウンドに進出している。

　現在賞金ランク首位の笠りつ子は2アンダー70でプレーして上田桃子、服部真夕らと共に通算1アンダーの27位タイ。昨季の日本女子オープンゴルフ選手権競技チャンピオンの馬場ゆかりは通算1オーバー45位タイでギリギリ予選通過を果たした。

　一方で、今季1勝を挙げている面々が予選落ちを喫した。Tポイントレディス ゴルフトーナメント優勝の李知姫（韓）は通算2オーバーでカットラインに1打届かず。ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップを制したイ・ボミ（韓）は通算4オーバーで、開幕戦Vの斉藤愛璃は通算6オーバーで涙をのんだ。