国内女子ツアー今季第7戦、フジサンケイレディスクラシックは22日、静岡県の川奈ホテルゴルフコース富士コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独トップからスタートした飯島茜が4オーバー76とスコアを崩す中、2打差の単独2位からスタートした大江香織が2アンダー70をマークして飯島を逆転し、通算9アンダーで嬉しいツアー初優勝を飾った。

　前日8バーディ（1ボギー）を奪う猛チャージで単独2位に急浮上した大江。この日も好調を維持して5番、6番の連続バーディで早々に首位に立つと、直後の7番をボギーとしたものの、9番からの3連続バーディで後続を一気に引き離す。2位に4打差をつけ迎えた最終18番でダブルボギーを叩いてヒヤリとさせる場面もあったが、最終的には単独2位の全美貞（韓）に1打差をつけて初勝利を手にした。

　この日14位タイからスタートした横峯さくらは、出だし1番でボギーを先行させるも7番でバーディを奪い返すと、後半に11番から3連続バーディを奪取するなど4つスコアを伸ばして4アンダー68。通算7アンダーで服部真夕、福田裕子と共に今季最高の3位タイに食い込んだ。

　その他上位陣は、通算5アンダー6位タイに飯島、馬場ゆかり、茂木宏美ら。通算4アンダー13位タイに藤田幸希、森田理香子らが入った。また、前週優勝の若林舞衣子は通算1アンダー19位タイ、現在賞金ランクトップの笠りつ子は斉藤愛璃らと並び5オーバー44位タイで3日間の競技を終えている。