2日間ノーボギーのB.カーティス暫定トップ! 今田は予選落ち決定的
2012年4月21日(土)午後0:06
2003年の全英オープンチャンピオンであるベン・カーティス(米)が、36ホールノーボギーの完璧な内容で暫定トップに躍り出た。
米男子ツアーのバレロ・テキサス・オープン(テキサス州、TPCサンアントニオ)は現地時間20日、第2ラウンドの競技を行ったが、午後になって雲行きが怪しくなり午後2時過ぎからおよそ2時間の中断を挟み、午後4時7分に再開したものの日没が迫りサスペンデッドが決定した。
そんな中、ベテランのカーティスが2日連続の5アンダー67をマークし、通算10アンダーで暫定首位に浮上。比較的風が穏やかな午前中にプレーを終え運を味方につけた格好だったが、午後組は難コンディションに苦しみ、初日コースレコード『63』を叩き出して首位発進したマット・エブリー(米)は、16ホール終了時点で2つスコアを落とし通算7アンダー暫定3位タイに後退した。午前組のデビッド・マティス(米)がカーティスに2打差の暫定単独2位につけ、この日7アンダー65の好スコアをマークしたキャメロン・トリンガル(米)がエブリーと同じ暫定3位タイにジャンプアップしている。
久々の優勝争いにカーティスは「やることなすことすべて上手く行った。トラブルを回避して完璧なゴルフが出来た」と36ホールノーボギーの内容を自画自賛。何より素晴らしかったのがグリーン上。この日のドライビングディスタンスは265.6ヤードと最下位に近い数字だが、18ホールでわずか『23』パットは驚異的。2006年の84ランバー・クラシック以来優勝から遠ざかっているが、好調なパットを武器に6年ぶりのツアー通算4勝目にべテランは意欲満々だ。
午後組のスコアが停滞したことで救われたのがディフェンディング・チャンピオンのブレンダン・スティール(米)。2オーバー74を叩き予選落ちを覚悟したが、カットラインが通算4オーバーまで繰り下がったため、通算3オーバー暫定58位タイで決勝ラウンド進出をほぼ確定させた。
一方、今季良いところのない今田竜二は巻き返しを誓った2日目もチャージならず。出だしの1番、2番の連続バーディで波に乗るかと思われたが、中盤の7番から4連続ボギーを叩くと、12番パー4でトリプルボギー、16番パー3でもダブルボギーを叩き8オーバー80の大崩れ。通算14オーバー暫定140位タイで屈辱の5試合連続予選落ちが決定的となった。
ゴルフネットワークでは今大会の模様を以下のスケジュールで放送。
【放送日】
2日目:4/21(土)午後7:00?10:00(再放送)
3日目:4/22(日)午後8:00?10:00
最終日:4/23(月)午後7:00?10:00