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「タイガーは失格」、元キャディのS.ウィリアムスが再び吠えた

2013年4月20日(土)午前10:40

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 先のマスターズではアダム・スコットがオーストラリア勢初の優勝を飾ったが、そのスコットを二人三脚で支えたのがキャディのスティーブ・ウィリアムス氏だ。タイガー・ウッズ(米)の元キャディとしてメジャー14勝のうち13勝をアシストした有名キャディがまたしても元雇い主に牙をむいている。

 地元ニュージーランドの『3ニュース』に対してウィリアムスは、マスターズでのタイガーの2打罰の件について「彼はドロップの際に違反を犯した。そのままスコアを過少申告してカードをサインをしてコースを去ったのだから、失格であるべき」と持論を展開した。

 問題となっているのは2日目の15番ホール。第3打を池に入れたタイガーは、打ち直しの第5打をピンそばに寄せボギーでホールアウトした。ところが打ち直すためにドロップした場所が悪かった。ルール上は第3打を打った地点に限りなく近い場所にドロップしなければならなかったのだが、元の地点より2ヤード後方に下がって打ち直したのだ。それを視聴者が指摘。競技委員が検討したところ失格ではなく2打罰で翌日からのプレーの続行が許された。

 本来なら失格でもおかしくないケースだが、ゴルフ規則33-7の「正当な措置と判断したときは、例外的な事例に限って、個々に競技失格の罰を免除したり修正することができる」という特例が採用されたために失格を免れたというわけ。これが「タイガールール」と批判も浴びたが事態はすでに沈静化していた。

 しかしウィリアムスは黙っていられなかった。「タイガーは得をしようとしたわけではないだろうが、ルールの解釈を明らかに間違っていた。あのドロップはイエローカードとレッドカードのぎりぎりの線。完全なミスだ」と声を挙げた。

 これまで元雇い主との確執が度々取り上げられてきたウィリアムスだが、またも舌戦を展開するつもりなのか? 敵のいない穏やかな現在の雇い主スコットが火の粉をかぶらなければ良いのだが…。

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