国内女子ツアー今季第5戦のスタジオアリス女子オープンは7日、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。2008年全英リコー女子オープン覇者の申ジエ（韓）が5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマークし、通算6アンダーで単独トップに躍り出た。2打差の単独2位にツアー3勝の佐伯三貴、初日首位発進のアマチュア比嘉真美子はイーブンパー72にとどまり、通算3アンダーで単独3位に順位を落としている。

　この日首位と1打差3位タイからスタートした申は前半を1アンダーで折り返すと、後半出だしの10番でバーディ。その後15番までパープレーが続いたが、16番、17番で連続バーディを奪い4アンダー68でホールアウト。同ツアー2年ぶりの優勝に王手をかけた。

　前日首位発進を切った比嘉はこの日はスコアを伸ばしきれなかった。2番でバーディを先行させるも7番でボギーで叩きイーブンパーでハーフターン。後半も16番でようやくバーディを奪ったが、最終18番をボギーとしてイーブンパー72でフィニッシュ。それでも首位までは3打差と優勝射程圏内につけている。また、比嘉と同じく前日首位タイのアン・ソンジュ（韓）は1つスコアを落として全美貞（韓）と並びトップと4打差の4位タイにつけている。

　また、故障からの復帰2戦目となる有村智恵は前半こそ3バーディ、1ボギーの2アンダーで回るも、後半になって一転。終盤の14番、18番でボギーを叩いてイーブンパー72のラウンドで通算2オーバー15位タイ。賞金女王タイトル奪還を狙う横峯さくらは3バーディ、4ボギーの1オーバー73で回り通算4オーバー32位タイで最終日を迎えることになった。

　その他、上田桃子は2バーディ、4ボギーの2オーバー74とスコアを落としたが、カットラインぎりぎりの通算6オーバー45位タイで服部真夕らと並び予選を突破。一方、ツアー3勝の上原彩子は通算7オーバー57位タイ、元賞金女王の福嶋晃子は通算10オーバー74位タイ、開幕戦Vの斉藤愛璃は通算11オーバー80位タイに沈み決勝ラウンド進出を逃している。