岡本綾子の弟子、服部真夕が先週のリベンジを誓っている。

　6日開幕の国内女子ツアー今季第5戦、スタジオアリス女子オープン（兵庫県、花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース）に挑む服部は、開幕戦のダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント以来、9位タイ、18位タイ、9位タイ、2位タイとまずまずのプレーを続けてきた。

　決して調子は悪くないのだが、悪天候のため2日間36ホールに短縮された先週のヤマハレディースオープン葛城で悔しい負け方をしてしまった。ただひとりアンダーパー（3アンダー69）をマークして単独首位で発進しながら、1日の水入りの後の最終ラウンドで失速。特に終盤の16番でボギーを叩くなど自らスコアを落とし、強風の中でスコアを伸ばした笠りつ子に逆転負けを喫してしまったのだ。

　悔しさをかみ殺しながら「バックナインでしっかり伸ばしていけるようにしていきたいです」と口にした服部が、これをバネにすぐに結果を出せるかどうか。長いシーズンを占ううえでも大切な一戦となる。

　実力十分の申ジエ（韓）、昨季の日本女子オープンゴルフ選手権競技チャンピオン、馬場ゆかりの2人が初日服部と共にラウンド。今季最初のメジャー大会、クラフト・ナビスコ選手権から戻ったばかりの上田桃子も参戦する。

　2週連続優勝を狙う笠は、横峯さくら、李知姫（韓）の実力者2人と初日から激突。故障からの復帰2戦目となる有村智恵や、斉藤愛璃、イ・ボミ（韓）の今季すでに優勝している面々も出場し大会を盛り上げる。