L.ウェストウッド、マスターズ優勝で話題の中心に!?
2012年4月4日(水)午前11:47
“忘れられかけた男”リー・ウェストウッド(英)が、現地時間5日開幕のマスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)でメジャー初優勝を狙う。
過去22週に渡り世界ランキングNo.1の座に君臨し、「いつメジャータイトルを取ってもおかしくない男」と呼ばれ続けているウェストウッドだが、タイガー・ウッズ(米)とローリー・マキロイ(北アイルランド)の2人の派手な活躍ぶりに隠れて話題に上ることは少ない。スキャンダルと故障でドン底まで落ち込んだ元世界王者タイガーの復活劇と、22歳ながら昨年の全米オープンを制し、その後一度は世界No.1の座についたマキロイ。公私ともに華やかな毎日ばかりが取り沙汰されているからだ。
「正直、本当に(自分に関する記事は)何も読まないなぁ」とボヤいたウェストウッド。「フィル(ミケルソン/米)やルーク(ドナルド/英)、それに僕についても、もう少し何か言われてもいいと思うよ」と、長い間トッププレーヤーとして活躍を続けているだけに、言葉には実感がこもっている。
それでも淡々とプレーして結果を残す男だけに、マスターズ前哨戦となったシェル・ヒューストン・オープンでは、21位タイながらしっかりとした手応えを感じており自信は十分。「2週間のオフはあまり練習しなかったからね。その後の先週のプレーには満足している。今週に向けていい実戦になった。初日が楽しみだよ」と笑みを浮かべており、結果で世界中のファンやメディアの注目を集めようとしている。