“ゴルフの祭典”であるマスターズ（現地時間4月5?8日／ジョージア州、オーガスタナショナルGC）出場をかけた最後の戦いが幕を開ける。

　現地時間29日に開幕する米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープン（テキサス州、レッドストーンGCトーナメントC）には、先週のアーノルド・パーマー招待で4位タイに入ったアーニー・エルス（南ア）を中心に、オーガスタ行きの切符をにらんだ面々が勢揃い。メジャー前哨戦としてプレーするフィル・ミケルソン（米）らと激突する。

　エルスは、ここのところ復調の兆しを見せているが、あと一歩のところで勝てずにマスターズ行きを決められていない。しかし本人は「マスターズには出られれば素晴らしいけど、もし出られなくても、これまで何度も出てきたからそれを思い出すことが出来る。それに、来年また出ればいいんだから」と、“ビッグイージー”らしくあくまでもマイペースでプレーするとコメントした。

　マスターズ3勝目を狙うミケルソンは昨季、このシェル・ヒューストン・オープンに優勝してオーガスタ入りしている。今年もここで弾みをつけようと目論むんでおり、今季好調のパットを武器に連覇を狙う。

　その他、ディフェンディング・チャンピオンであるチャール・シュワーツェル（南ア）、リー・ウェストウッド（英）、パドレイ・ハリントン（アイルランド）、ルイス・ウーストハウゼン（南ア）、リッキー・ファウラー（米）、グラエム・マクドウェル（北アイルランド）、フレッド・カプルス（米）ら実力者が揃って出場。日本勢は今田竜二がただひとり参戦する。