国内女子ツアー今季第3戦、Tポイントレディス ゴルフトーナメントは18日、鹿児島県の鹿児島高牧カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日首位と2打差の4位タイからスタートした李知姫（韓）が3つスコアを伸ばし通算7アンダーでツアー通算16勝目を飾った。1打差の単独2位に姜秀衍（韓）、2打差の3位タイに笠りつ子と前日のトーナメントリーダー、ジャン・ウンビ（韓）が入った。

　今季開幕戦でプレーオフの末に敗れた雪辱を果たしたかったという李はこの日、前半をノーボギーの1アンダーで回ると、後半出だし直後の11番でボギーを叩いたものの12番、13番で連続バーディを奪い返す。その後パープレーが続いたが17番でバーディを奪って通算7アンダーで単独トップに。最終18番もパーをセーブして今季初優勝を手にした。

　トップと1打差の2位タイからスタートし、ツアー初Vを狙った姜は、出だし1番で幸先の良いのバーディを奪うも3番でダブルボギー。それでも前半最後の9番をバーディとし、前半はイーブンパー。後半に入って12番でバーディを奪い通算6アンダーとするも、残り6ホールすべてスコアカード通りのゴルフとなって李に1打届かず優勝を逃した。

　姜と同じく前日2位タイにつけていた笠は、フロントナインで1つスコアを落として一歩後退。それでも終盤の15番、17番でバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がったが、最終18番をパーとしてイーブンパー72でホールアウト。通算5アンダー3位タイに終わった。

　その他、前日単独トップのジャンは1イーグル、3ボギーの1オーバー73で回って3位タイで終戦。通算4アンダー5位タイに茂木宏美、全美貞（韓）、イ・ナリ（韓）の3人、初日首位発進の大江香織が通算3アンダー単独8位に入った。横峯さくらはイーブンパー72のラウンドで不動裕理、服部真夕、上原彩子、野村敏京らと並び通算2アンダー9位タイで3日間のラウンドを終えている。