国内女子ツアー今季第3戦、Tポイントレディス ゴルフトーナメントは17日、鹿児島県の鹿児島高牧カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日26位タイからスタートしたジャン・ウンビ（韓）がノーボギーの6アンダー66をマークし、通算6アンダーで単独トップに躍り出た。1打差の2位タイに同じく前日26位タイの姜秀衍（韓）と笠りつ子がつけ、2打差の4位タイに李知姫（韓）と初日首位発進の大江香織が続く展開となっている。開幕戦Vを飾ったルーキーの斉藤愛璃は通算7オーバーで予選落ちとなった。

　上位陣のスコアが伸び悩む中、リーダーボードを駆け上がったのはツアー参戦2年目のジャン。出だし1番で幸先の良いバーディを奪うと3番、4番で連続バーディ、さらに8番、9番でも連続でバーディを奪取して5アンダーで折り返す。後半は終盤までスコアカード通りのゴルフとなったものの、17番で1つスコアを伸ばして6アンダー66でホールアウト。最終日、絶好のポジションから初優勝を狙う。

　またこの日好位置を確保したのが笠と姜の2人。笠は前半に4バーディ（1ボギー）を量産するなど3アンダー69をマーク。姜はイーグル発進で勢いに乗るとその後3つスコアを伸ばして5アンダー67でフィニッシュし通算5アンダーまでスコアを伸ばした。

　首位と2打差の8位タイからスタートした地元・鹿児島県出身の横峯さくらはスコアメイクに苦しんだ。2番でボギーを先行させると、7番でバーディを取り返したものの9番、12番と中盤で2つのボギーを叩く。それでも終盤の16番、17番で連続バーディを奪ってイーブンパー72にスコアをまとめ通算2アンダー10位タイ。なんとか優勝射程圏内にとどまった。

　その他上位陣は、通算3アンダー6位タイに野村敏京、全美貞（韓）、テレサ・ルー（台）、黄アルム（韓）の4人、通算2アンダー10位タイに横峯のほか、初日のトーナメントリーダー服部真夕、不動裕理らがつけている。また、前日首位タイの上原彩子は3つスコアを落として諸見里しのぶらと並ぶ通算1アンダー15位タイに後退した。

　一方、初日出遅れた金田久美子は通算4オーバーでカットラインに1打届かず予選落ち。前週優勝のイ・ボミ（韓）も同じく通算4オーバー58位タイで予選突破ならず、さらに開幕戦を制した斉藤も初日の出遅れが響き、通算7オーバー80位タイで決勝ラウンド進出を逃している。