世界ランキングNo.2のローリー・マキロイ（北アイルランド）が、全米プロゴルフ選手権（現地時間8月8?11日／ニューヨーク州、オークヒルCC）連覇に向けて準備を整えている。

　今季2つ目のメジャー、全米オープン（13?16日／ペンシルベニア州、メリオンGC）のセクショナル・クォリファイ（最終予選）が全米11か所で行われていた3日。マキロイは連覇を目指す今季最後のメジャー、全米プロゴルフ選手権会場のオークヒルCCで、コースのヘッドプロ、クレイグ・ハーモンと共に練習ラウンドを行っていた。もちろんまだメジャーのタフなセッティングではないが、その準備が整いつつあるコースを67でプレーし、満足そうな笑みを浮かべた。

「全米プロのコースはこういうものだと思う。長いだけではなく、いいティーショットを打たなければチャンスはない。今年もタフなフィニッシュになるだろう」と練習ラウンドを終えたマキロイ。実はこれまで全米プロゴルフ選手権で連覇を飾った選手はたったの5人しかいない。その最後が、1999?2000年と2006?2007年の2度、連覇を達成しているタイガー・ウッズ（米）だ。これに続くべく、マキロイは準備を整えている。

　今季はクラブ契約を一新したこともあって不調が続いており、まだ未勝利。だが、若いマキロイはフラストレーションをためつつもあくまでも前向きだ。目の前に控える全米オープンも見据えつつ、しっかりと全米プロゴルフ選手権も視野に入れ、再び王座への道を歩もうとしている。