世界ランクトップ3対決は、No.1の座から転落したばかりのルーク・ドナルド（英）が一歩リードした。

　世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権（フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル）は現地時間8日、第1ラウンドの競技を終了。6アンダー66でプレーしたアダム・スコット（豪）とジェイソン・ダフナー（米）が首位に立ち、チャール・シュワーツェル（南ア）、トーマス・ビヨーン（デンマーク）の2人が2打差で追う展開となっている。

　注目のトップ3、ローリー・マキロイ（北アイルランド）、ドナルド、リー・ウェストウッド（英）は同組でラウンドし、No.2のドナルドがスタートから7ホールで3バーディを奪う快調な出だしを見せた。その後、17番のボギー、18番のダブルボギーでスコアを吐き出したが、1番、3番でバーディを奪い返して2アンダー70でホールアウト。首位に4打差ながら13位タイと、マキロイに奪われた王座を奪還すべくまずまずのスタートを切った。

　一方、王座についたばかりのマキロイは1バーディ、2ボギーで前半を終えると、後半も2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせず、1オーバー73で首位に7打差の35位タイとやや出遅れ気味。また、No.3のウェストウッドは出だしから3連続ボギーを叩くなど精彩を欠き、4オーバー76の64位タイと、ライバル2人に大きく水をあけられてしまった。

　その他、通算3アンダー5位タイに全米プロゴルフ選手権覇者キーガン・ブラッドリー（米）、スティーブ・ストリッカー（米）、アーロン・バデリー（豪）ら8人がつけ、ドナルドと並ぶ通算2アンダー13位タイにザック・ジョンソン（米）、ブッバ・ワトソン（米）、ジョンソン・ワグナー（米）ら8人が続いている。

　注目のタイガー・ウッズ（米）は1番でイーグルを奪う最高のスタートを切ったが、その後は思うようにスコアを伸ばせずイーブンパー72。ライバルのフィル・ミケルソン（米）、マット・クーチャー（米）、Y・E・ヤン（韓）らと25位タイで並んでいる。

　日本勢は高山忠洋が2オーバー74で44位タイ。平塚哲二は6オーバー78を叩いて71位タイと大きく出遅れている。