P.ミケルソン、ライス元国務長官とオーガスタで練習ラウンド
2013年4月8日(月)午前9:57
つい最近までマスターズ(現地時間11?14日)の舞台であるオーガスタナショナルGCは女性メンバーを受け入れていなかった。それが差別的であるとして批判を浴びてきたが、昨年遂に2人の女性メンバーが誕生している。そしてそのひとりがジョージ・ブッシュ大統領時代に国務長官を務めたコンドリーザ・ライス氏だ。
そのライス元国務長官が現地時間7日、オーガスタナショナルGCでラウンドしたのだが、彼女をエスコートしたのがフィル・ミケルソン(米)だった。マスターズ3勝を誇るミケルソンはライス長官のことを「大好きな人」と表し「一緒に居てとても楽しい。彼女は世界情勢についての知識が豊富だし、一緒にラウンド出来て本当に素晴らしい体験が出来た」と興奮気味に語った。
最終18番でライス元長官が12メートルのロングパットを沈めて実力の片鱗を見せつけたことについては「彼女のパッティングのセンスといったら……。いやぁ、凄かった」とさすがのミケルソンも感心しきり。「彼女は僕にコースのことを聞き続け、僕は彼女にこの国の情勢をたくさん聞いた。とにかく楽しかったし、彼女はパットが本当に上手い」とラウンドの様子を語っている。
ラウンド後、ライス元長官は「良い時間を過ごすことが出来ました」とだけコメントすると、スティーブ・ストリッカー(米)と練習ラウンドを行っていたタイガー・ウッズ(米)の元に出向き、抱き合って再会を喜んだ。
いよいよ次週はマスターズ本番。タイガーとミケルソンのライバル対決にも注目だ。