昨シーズンの国内男子ツアー賞金王で、今季から米男子ツアーに主戦場を移したルーキーのベ・サンムン（韓）が最終日、粘りのゴルフでまずまずの結果を出した。

　同ツアー今季第3戦で本土初戦となるヒューマナ・チャレンジ（カリフォルニア州／PGAウエスト他）は現地時間22日、強風のためサスペンデッドとなった第3ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。デビュー2戦目に挑んだベ・サンムンは最終ラウンドで9バーディ（3ボギー）を奪う猛攻を見せ、6アンダー66の好スコアをマーク。通算17アンダーとしてリーダーボードを駆け上がり14位タイで4日間の競技を終えた。

　第3ラウンドは一進一退の攻防でイーブンパー72にとどまり消化不良だったベ・サンムン。しかし、最終ラウンドでは気持ちを切り替え、攻めのゴルフで果敢にグリーンとカップを狙い9つのバーディを量産した。前週のソニー・オープン・イン・ハワイでは3日目まで優勝戦線をにぎわしながら、最終日に『73』と崩れて29位タイに終わり悔しい思いをした。だが、今週は尻上がりに調子を上げてトップ15以内を確保。このまま次週以降も上位を目指して欲しい。

　一方、今シーズンPGAツアー8年連続シード選手として挑んでいる今田竜二は、強風が吹き荒れた大会3日目に4連続を含む7ボギーを叩いてリーダーボードを後退。通算4アンダーはカットラインに2打足りず、第3ラウンド終了時点で予選落ちを喫している。

　また、今季初登場のフィル・ミケルソン（米）は、第3ラウンドを6アンダー66で回り予選落ちは免れたものの、最終ラウンドでスコアを伸ばし切れず（3アンダー69）、通算10アンダーで49位タイに終わった。