メジャーチャンピオンが大挙して出場する欧州ツアーと南アフリカのサンシャインツアー共催のボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ（南ア、ザ・リンクス at ファンコート）は現地時間20日、第2ラウンドの競技を終了。前週のジョバーグ・オープンで優勝を飾ったばかりのブランダン・グレイス（南ア）が後続に4打差をつけ単独トップに躍り出た。

　前週欧州ツアー初Vを達成した23歳の新鋭グレイスは「勝って肩の荷を下ろして気分良くゴルフが出来ている。先週もそうだったけれど、今週も試合に出るのが楽しい」と好プレーに満面の笑み。この日は前半3連続、後半3連続を含む8バーディ（1ボギー）を奪って7アンダー66をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし2位に並ぶトーマス・エイケン（南ア）、リー・スラッテリー（英）から4打リードを奪った。

　通算7アンダー単独4位にマスターズ2勝のホセ・マリア・オラサバル（スペイン）がつけ、通算6アンダー5位タイに全米オープン2勝のレティーフ・グーセン（南ア）、全英オープンチャンピオンのルイス・ウーストハウゼン（南ア）らそうそうたる面々が顔を揃える。

　今季初登場のメジャー3勝コンビ、アーニー・エルス（南ア）とパドレイ・ハリントン（アイルランド）は、昨季の全英オープン覇者ダレン・クラーク（北アイルランド）、マスターズ王者チャール・シュワーツェル（南ア）らとともに通算4アンダー15位タイに並んでいる。残り2日、果たしてビッグネームはグレイスの2週連続優勝を阻止することが出来るのか？　メジャー王者たちの今後の戦いぶりに注目だ。