史上最年少対決、J.デイが昨年の雪辱果たし優勝!
2014年2月24日(月)午前11:10
まれに見る激闘となった史上最年少対決。最後に笑ったのは格上の26歳ジェイソン・デイ(豪)だった。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの初戦 WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権(アリゾナ州ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン)は現地時間23日、準決勝に続き決勝マッチを行い驚異の粘りを見せたビクトル・ドゥブイソン(仏)を23ホール目で下したデイが昨年のワールドカップ個人&団体優勝に続くビッグタイトルを獲得した。
簡単には勝たせてもらえなかった。リッキー・ファウラー(米)との準決勝で神経をすり減らし、無名のドゥブイソンとの対戦では前半から優位に立ち楽勝ペースに持ち込めるかと思われた。ところが年下(23歳)のドゥブイソンが粘り、1アップで迎えた最終18番でデイのパーパットがカップの2センチ手前で失速しオールスクエアに持ち込まれる接戦となる。
しかもエクストラホールではドゥブイソンが、サボテンの生い茂る荒れ地から次々とパーをセーブするなど、格上のデイが追いつめられる場面も。しかし最後は昨季大会3位の実力を誇るデイが短いパー4でバーディを奪い23ホール目で決着。夕闇迫るコースでデイは激闘を振り返り「どちらが勝ってもおかしくなかった。最後はどれだけ強く勝ちたいと思っていたかの差だと思う。昨夜からトロフィを抱く自分の姿を思い浮かべ、勝つためのイメージトレーニングをしてきた」と優勝への執念がドゥブイソンを上回ったと分析した。
ビッグネームが次々敗退し、松山英樹も2回戦で敗退と、見どころに欠ける大会になるかと思われたが、最後はデイやドゥブイソン、3位に入ったファウラー、44歳で準決勝進出を果たしたアーニー・エルス(南ア)が見応えのあるプレーを披露し、大会は大いに盛り上がり幕を閉じた。