2006年以来6年ぶりの優勝を狙う47歳のジェフ・マガート（米）と、ツアー初Vを目指す28歳のマット・エブリー（米）が首位の座を分け合った。

　米男子ツアーのフルフィールド初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイ（ハワイ、ワイアラエCC）は現地時間14日、第3ラウンドの競技を終了。この日のベストスコアタイ6アンダー64をマークしたマガートが通算12アンダーまでスコアを伸ばし、前日のトーナメントリーダーであるエブリーとともにトップに並んだ。

「エブリーとは一緒にプレーしたことがない。練習場でボールを打っている姿をちらっと見たくらい。47歳にもなれば若い人のことはわからなくなる。息子ほどの年齢の選手がたくさん居るからね。良い選手ばかりだけれど、彼らに関する予備知識はゼロに等しい」と若手との優勝争いに苦笑いのマガート。同ツアー開幕戦のヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズを制したスティーブ・ストリッカー（米）に続き、2週連続での40代の優勝チャンスに「少し前まで故障で苦しんだけれど、今は体調も良くなってゴルフが出来るだけでもうれしいと思えるようになった。明日も気負わずマイペースで行きたい」と無欲の勝利を目指すつもりだ。

　2打差の通算10アンダー3位タイにジョンソン・ワグナー（米）、チャールズ・ハウエルIII（米）、ブレンドン・デ・ヨング（ジンバブエ）の3人が続き、マガートと同じ64のベストスコアで回ったD.A.ポインツ（米）がダフィ・ウォルドルフ（米）と並んで通算9アンダー6位タイにつける展開。2週連続優勝を狙うストリッカーは、全米プロゴルフ選手権王者キーガン・ブラッドリー（米）、昨季の国内ツアー賞金王ベ・サンムン（韓）らと通算8アンダー8位タイにつけている。

　日本勢は振るわず39位タイからスタートした小田孔明が1イーグル、2バーディを奪いながら4つのボギーを叩きイーブンパー70止まり。通算3アンダー51位タイに後退し3日目の競技を終えた。予選カットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を決めた今田竜二は通算イーブンパー71位タイ、高山忠洋は通算1オーバー75位タイにつけたが、予選を突破した人数が多かったため3日目のカットに引っかかり、賞金は貰えるが最終日プレーすることが出来ない。

　尚、石川遼、松山英樹、丸山茂樹、武藤俊憲の4人は予選ラウンドで姿を消している。