マスターズ出場に向けて必死の戦いを続ける石川遼が、来週の米男子ツアー、プエルトリコ・オープン（現地時間8?11日／プエルトリコ、トランプインターナショナルGC-プエルトリコ）に出場することを決めた。

　石川は現在世界ランク54位で今のところマスターズ（現地時間4月5?8日／ジョージア州、オーガスタナショナルGC）出場権がない。大会直前の時点で同ランク50位以内に入らなければ、大目標に掲げている『20歳でのマスターズ優勝』のための舞台にも立てないことになる。

　上位に入れば大きくポイントが稼げた前週のWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権でも2回戦敗退。世界ランク50位以内に入れなかったため当初参戦を予定していた世界ゴルフ選手権（WGC）シリーズ今季第2戦、キャデラック選手権（8?11日／フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル）への出場権も得られなかった。このことから同週開催の“裏番組”であるプエルトリコ・オープンに主催者推薦枠で出ることになったのだ。

　もっとも“裏番組”だけあって世界ランク上位選手はおらず、獲得できるポイントはWGCに比べると格段に低い。それでも優勝争いをするなど結果を残せばチャンスはあるだけに上位進出を狙いたい。