スティーブ・ストリッカー（米）が開幕ダッシュに燃えている。

　米男子ツアー開幕戦、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズで優勝したストリッカーが挑むのは、現地時間12日からのフルフィールド初戦、ソニー・オープン・イン・ハワイ（ハワイ、ワイアラエCC）。昨季のツアー優勝者だけが集まった先週とは違い、ベテランから新人まで様々な選手が激突する中、安定したショットと絶妙なショートゲームが武器のストリッカーが、開幕2連勝を狙っている。

　2003年のアーニー・エルス（南ア）以来となる、ここハワイでの開幕戦とこの大会の2週連続優勝を目指すストリッカーは、ショーン・オヘア（米）、デービス・ラブIII（米）の2人と予選ラウンドをプレーする。今年のライダーカップ米国チーム主将ラブも交えた3人の技の競演が楽しみだ。

　また、2006年の同大会王者のデビッド・トムズ（米）、2009年大会王者のザック・ジョンソン（米）をはじめ、昨年の全米プロゴルフ選手権王者のキーガン・ブラッドリー（米）らも参戦し、常夏の島がヒートアップする。

　日本勢は石川遼を筆頭に丸山茂樹、今田竜二、小田孔明、武藤俊憲、高山忠洋、そしてアマチュアの松山英樹の7人が参戦を予定。1983年に青木功がチップインイーグルで日本人初の米ツアー制覇を決めた記念すべき大会で、先輩に続こうと全力でプレーする。

　石川が予選ラウンドで一緒にプレーするのは、昨年、米ツアーで賞金王争いを繰り広げ、開幕戦でも3位タイとなったウェブ・シンプソン（米）と、同ツアー8勝でやはり開幕戦で5位タイの崔京周（韓）。ザ・プレジデンツカップではライバルとチームメイトだった2人とのプレーで、最高のスタートを切りたいところだ。