世界のトッププレーヤーが台湾に集い、スカートをはいて華麗なる戦いを繰り広げるスインギング・スカート台湾LPGA招待第1ラウンド（現地時間9日／台湾、ミラマーGC）で、上田桃子が絶好のスタートを切った。

　台湾LPGAと台北新都市政府が中心となり、地元の富豪がスポンサーとなって開催されている同大会には地元のスーパースターでロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）をはじめ世界のトッププロ総勢84名が出場しているが、そんな中で1か月前にミズノクラシックで復活優勝を飾り目下好調の上田が3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、ヤン・ソージン（韓）とともに首位の座を分け合った。

　1打差の3位タイにツェンの他、ポーラ・クリーマー（米）、エイミー・ヤン（韓）、申智愛（韓）、ベアトリス・リカーイ（スペイン）の面々が並ぶ展開。

　その他の日本勢は宮里美香と表純子が1オーバー73で回り、クリスティー・カー（米）、ナ・エン・チョイ（韓）らと並んで8位タイ、森田理香子が2オーバー74で17位タイにつけている。

　ちなみに、ゴルフ発祥の地であるスコットランドの民族衣装では、男性の装束はキルト（スカート）で、かつてキルトをはいてプレーをしていたというゴルフの歴史を踏まえ、その伝統を後世に残そうと活発に動いている“スイングスカートゴルフチーム”という組織がある。今大会は同組織が主体となって発足した新規大会である。