前人未到の欧米両ツアー同時賞金王タイトルを獲得し、世界ランク1位を快走するルーク・ドナルド（英）にまたひとつ勲章が増えた。

　選手間の互選によって決まる米男子ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞）を受賞したばかりのドナルドが、今度は欧州ツアーのゴルファー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。同賞はヨーロッパのゴルフジャーナリストやコメンテーターによる投票で決まるもので、2011年のメジャーチャンピオン、ダレン・クラーク（北アイルランド）、ローリー・マキロイ（北アイルランド）、チャール・シュワーツェル（南ア）を退けての受賞となった。

「今シーズンは自分にとってかけがえのない1年。これから先、2011年を振り返るときは素晴らしい思い出が甦るだろう」と喜びを語ったドナルド。現在オーストラリアで行われているJBWereマスターズでは2日目を終え14位タイにとどまっているが、大西洋をまたいで各賞を総なめにするドナルドだけに、残り2日で逆転Vの可能性も十分にありそうだ。

　ちなみに、昨季はマーティン・カイマー（独）とグラエム・マクドウェル（北アイルランド）の2人が同賞を同時受賞している。