3週間前、マレーシアでプレーオフに敗れたピーター・ヘッドブロム（スウェーデン）が首位タイに浮上した。

　欧州ツアーのMAPFREオープン・デ・アンダルシア（スペイン、アロハGC）は現地時間の28日、第2ラウンドの競技を終了。前日10位タイにつけたヘッドブロムが、1イーグル、3バーディの5アンダー67をマークし、通算8アンダーでマシュー・ミラー（豪）とともにトップに並んだ。

　1打差の3位タイにトーマス・レベ（仏）、ロバート・ディンウィディ（英）、デビッド・リン（英）の3人が続き、第1ラウンドトップのディフェンディング・チャンピオン、リー・ウェストウッド（英）はスコアを1つ落とし、通算6アンダーで6位タイに後退。またナンバー1アマチュアのダニー・ウィレット（英）は3オーバー75と崩れ、通算3アンダーで第1ラウンドの2位タイから26位タイに急降下した。

　3週間前のメイバンク・マレーシアン・オープンでは、プレーオフにコマを進めながらアージュン・アトワル（インド）に優勝を譲り悔しい思いをしたヘッドブロム。だが今季彼には「いつかは勝てる」という大きな自信がある。というのも「これまでウィークポイントだったパッティングが最近見違えるように良くなったのを実感している」から。パット・イズ・マネーのこの世界で、グリーン上での自信は何ものにも勝る大きな財産。ノーボギーのラウンドがその自信を象徴しているかのようだった。

　一方、地元勢は第1ラウンド86位タイと大きく出遅れたミゲール・A・ヒメネス（スペイン）がこの日は5アンダー67の好スコアで回り、通算3アンダー26位タイに順位を上げたが、ホゼ・マリア・オラサバル（スペイン）は通算1アンダー45位タイに低迷中。