タイガー・ウッズ（米）が、風が強くなる前の穏やかなコンディションをアドバンテージに自らホストを務める大会で復活の気配を見せた。

　米男子ツアーの公式競技ではないものの、世界ランキングのポイント獲得対象となっているオフ恒例のチャリティイベント、シェブロン・ワールド・チャレンジ第1ラウンド（現地時間1日／カリフォルニア州、シャーウッドCC）は風の強いコンディションの中で行われ、6アンダー66でプレーした崔京周（韓）が単独首位に立った。タイガーは首位に3打差ながらスティーブ・ストリッカー（米）と並ぶ2位タイと好発進。2年前のオーストラリアン・マスターズ以来となる復活優勝に向けて好スタートを切った。

　この日の風は百戦錬磨のトッププレーヤーたちにとっても厳しく、アンダーパーでラウンドしたのはたったの6人。タイガーは風が強くなる前の早い時間のスタートだったとはいえ、かつての世界ランクNo.1の貫禄を感じさせるプレーぶりで、やはり力があるところを見せつけた。

　一方の崔は、出だし5ホール連続バーディのロケットスタートを生かしての好発進で、大会ホストから主役の座を奪おうと意気込んでいる。

　その他、1アンダー71の4位タイにはニック・ワトニー（米）、ジム・フューリック（米）、リッキー・ファウラー（米）の3人がつけ、1打差の7位タイにマット・クーチャー（米）、ハンター・メイハン（米）が続いている。

　なお、今大会は世界のトッププレーヤーばかり18人が集うチャリティイベントで、集まったお金はタイガーが主宰するタイガー・ウッズ・ファウンデーション（基金）で子供たちのために使われる。